読書感想文(中学年)
2021年10月26日 09時18分3年 I・K
「ぼくのあいぼうはカモノハシ」
わたしは、小さいころから動物がすきで、テレビや本で、いろいろな動物を見ます。でも、カモノハシは、見たことがありません。カモノハシが主人公の話は、どんな話だろうと思い、わくわくして読んでみることにしました。
この本には、ドイツにすむルフスという男の子と、人間の言葉を話すカモノハシのシドニーが登場します。カモノハシが、人間の言葉を話すことにびっくりしました。会話ができるカモノハシがいたら、わたしも話してみたいなと思いました。ルフスのお父さんは、遠いオーストラリアで、仕事をしています。わたしも、大すきなお父さんがいなかったらさみしいだろうなあと思いました。お父さんに会いたいルフスと、ふるさとに帰りたいシドニーは、二人でオーストラリアに行くことを決めました。カモノハシと子どもでどうやってオーストラリアに行くのだろうと思いました。バスでオーストラリアに行こうとする二人の計画は、しっぱいばかりです。でも二人は、どんなにしっぱいしても次の作戦を考えます。しっぱいしても、あきらめない二人をおうえんしたくなりました。そして、さい後には、手作りのチケットで、ひこうきに乗って、オーストラリアに行くことができたのです。わたしは、ルフスがお父さんに会えて本当によかったなと思いました。
ルフスは、シドニーと会ったことで、しっぱいしてもあきらめずにちょうせんすることができました。シドニーと会わなかったら、お父さんに会うことをあきらめていたと思います。わたしは、4ルフスとシドニーにちょうせんするゆう気と、あきらめないことの大切さを教えてもらいました。
わたしは、自分のことを考えました。三年生になってわたしは、野球をはじめました。一年生の時からずっと入りたいと思っていました。やっと、三年生になってお母さんも
「がんばって。」
と言ってくれて、野球をはじめられました。お兄ちゃんもがんばっています。いっぱい練習してピッチャーになりたいです。今の目ひょうは、し合いに出て、ヒットをうつことです。そのために頑張ることは、すぶりです。家で五十回、バットをふります。キャッチボールもがんばります。ボールをそらさないように気をつけます。コーチの話をよく聞いてやり方を教えてもらいます。練習はきついときもあるけれど楽しいです。
この本に出てくるルフスやシドニーのように、何度しっぱいしてもあきらめずに、ゆう気をもって、いろいろなことにちょうせんしていきたいです。できないことは、できる人に教えてもらったり、練習を工夫したりしてできるまで時間をかけてコツコツがんばっていきたいです。そして、シドニーみたいなあいぼうができたらうれしいなあと思います。
4年 O・M
「小学校がなくなる!」
わたしたちの玉津小学校と同じ運命だ!
最初にこの本を読んだとき、わたしはそう思いました。あやが通っている都小学校は、あやのお父さんやおばあちゃんも卒業した古い小学校です。でも、校長先生が、「都小学校と若葉小学校がとうはい合されます。」と発表します。「そんなのいや!わたしたちの学校をなくさないで。」と本の帯に書かれていました。玉津小学校と同じでびっくりしました。玉津小学校も二年後にとうはい合されるからです。町内の五校がいっしょになるのです。
わたしは、この本を読むまで、とうはい合についてあまり深く考えたことがありませんでした。家族や近所の人、先生たちから聞いて知っているだけで、友達がたくさんできるからいいなあ、くらいしか思っていませんでした。でも、読んでいくうちに、人数が少なくなるからとうはい合になること、校章や校歌が変わること、卒業式の後に閉校式があることなどを知りました。小学校がなくなると、中学生になって小学校に遊びに行ってもだれもいない。もう地いきのみんなが集まって運動会をすることもない。小学校がなくなるのはとてもさびしく悲しいことでもあると思うようになりました。ばあちゃんは、「学校がなくなると、玉津の人が集まって活動することがへるからさびしい。小学校でみんながつながっている。子どもの声が聞こえなくなるのは悲しい。」と言います。でも、お父さんは、「時代の流れだから仕方ないよ。友達がたくさんできるよ。」と言います。わたしにはどちらがいいか分からないけれど、この本をきっかけに家族みんなで玉津小学校について考え、みんなの思いを知ることができました。
あやの学校は、子どもからお年よりまで、地いきのみんなが利用できる「ふれあい交流センター」になることが決まりました。わたしは、とりこわされなくてほっとしました。
全国には、とうはい合した学校がたくさんあります。宇和島市の九島小学校は、閉校後レストランとして再利用されています。わたしのお母さん、九島のばあちゃんやひいばあちゃんが卒業した学校です。元の音楽室がレストランで、待ち時間にピアノやギターをひけます。食事をするテーブルは学校の机だったので、家族で給食を食べている気分でした。ひいばあちゃんがとてもうれしそうでした。思い出が後から後からあふれてくるようでした。九島小学校と同じように、玉津小学校も再利用して、みんなが集まれる場になってほしいです。
この本と出合えたことで、とうはい合までの二年間が特別な二年間になりそうです。作者の『これからとうはい合される学校のみんなを心からおうえんします。』の言葉を胸に、友達と玉津小学校での思い出をいっぱい作りたいです。そして、最後の卒業生として、笑顔で玉津小学校に「ありがとう」と「さようなら」が言えるように残りの時間を大切に過ごしていきたいです。